「転職エージェントに登録しても断られる?」
「企業からすぐ辞める人だと思われるのでは……」
転職回数が多い時、上記のような不安を感じてしまう方は少なくありません。
短期離職が続いていたり、職種や業界がバラバラだったりすると、履歴書や職務経歴書の見せ方にも迷いやすいでしょう。
この記事では、転職回数が多い人に合う転職エージェントの選び方、転職回数が不利になりやすい理由、履歴書・面接での伝え方を解説します。
転職回数が多くても次の転職に成功したいと考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
転職回数が多い人でも転職エージェントは利用できる?
転職回数が多い人でも、転職エージェントを利用できる場合があります。
転職エージェントは、求職者の経験や希望条件を確認し、合う求人があれば紹介するサービスです。
ただし、すべての人に必ず求人が紹介されるわけでもありません。
希望条件、年齢、経験職種、転職理由、希望勤務地、雇用形態などによって、紹介できる求人の数は変わります。
転職回数は何回目から多い?
転職回数が多いとされる明確な基準はありませんが、リクナビNEXTの企業向けのアンケート調査によると「転職歴が気になる」と回答した企業の割合は85%でした。

転職回数2回までを「気にする」と回答したのおは10%。3回目以降と回答したのが40%なので、半数の企業が3回目以降の転職を気にしている結果となりました。
転職回数が多くても、たとえば営業職として一貫して経験を積んできた人であれば、営業スキルを評価される可能性があります。
反対に、転職回数が少なくても、退職理由や志望動機が曖昧だと不安を持たれる場合があります。
重要なのは、過去の職歴をどう説明し、次の転職で何を実現したいかを明確にする点です。
求人紹介が限られる場合はある
転職回数が多い人は、求人紹介が限られる場合もあります。
特に、短期離職が複数回続いている場合や、未経験職種への転職で高年収を希望する場合は、紹介できる求人が少なくなる可能性があります。
エージェント側も、企業が求める条件と求職者の希望が合うかを見て求人を紹介します。
希望条件が狭いままだと、紹介求人が出にくくなる場合があります。
最初の無料相談では、希望条件を固定しすぎず、応募できる求人の幅を確認する姿勢が大切です。
転職回数が多いとエージェントからどう見られる?
年代によって見られ方は変わる
一般的には、年齢が若いほど転職回数の多さが目立ちやすく、年齢が上がるほど職務内容や実績も合わせて見られやすくなります。
| 年代 | 多いと見られやすい目安 | 重視されるポイント |
|---|---|---|
| 20代 | 3回以上 | 短期離職の理由、今後の定着意欲 |
| 30代 | 4回以上 | キャリアの一貫性、専門性、マネジメント経験 |
| 40代 | 5回以上 | 実績、即戦力性、転職理由の納得感 |
20代は、ポテンシャルや成長意欲を見られやすい年代です。
そのため、短期間で退職が続いていると、「働く上での軸が定まっていないのではないか」と見られる場合があります。
30代は、これまでの経験をどう活かせるかが重視されやすくなります。
職種が変わっていても、営業力、調整力、マネジメント力、顧客対応力など、共通する強みを整理すればアピールしやすくなります。
40代は、即戦力性や再現性のある実績が重要です。転職回数よりも、応募先でどのように貢献できるかを具体的に伝える必要があります。
転職回数より在籍期間と退職理由が重視されやすい
採用担当者は、転職回数だけでなく在籍期間も確認します。
1年未満の退職が続いている場合は、入社後の定着性を不安視されやすくなります。
ただし、会社都合、事業縮小、家庭の事情、労働環境の悪化など、やむを得ない背景がある場合もあります。
大切なのは、退職理由を感情的に話さず、事実と反省点を整理して伝える姿勢です。
転職エージェントに相談すれば、職歴ごとの退職理由を面接で伝えやすい形に整理しやすくなります。
転職回数が多いと不利になる?企業が懸念する理由
転職回数が多いと不利になりやすい理由は、採用担当者が入社後の定着性やキャリアの一貫性を不安に感じるためです。
企業は採用や教育に時間と費用をかけます。
そのため、すぐ退職する可能性が高いと判断されると、選考で慎重に見られやすくなります。
またすぐ辞めるのではないかと見られやすい
短期離職が続いている人は、「入社しても同じ理由で辞めるのではないか」と見られやすくなります。
特に、退職理由がすべて人間関係や不満だけで説明されると、企業側は不安を持ちやすいです。
面接では、過去の不満を並べるのではなく、次の職場で長く働くために何を確認しているかを伝える必要があります。
たとえば、「評価制度が不明確だったため退職しました」だけではなく、「今後は評価基準や担当業務を事前に確認し、長期的に成果を出せる環境を選びたいです」と伝えると前向きな印象になります。
キャリアの一貫性が伝わりにくい
職種や業界が変わっている人は、職歴に一貫性がないように見られる場合があります。
ただし、仕事内容が違っても、共通するスキルは見つけられます。
たとえば、販売、営業、カスタマーサポートを経験している人なら、顧客対応力や課題解決力を軸にできます。
事務、企画、広報を経験している人なら、資料作成力、調整力、進行管理力を軸にできます。
転職エージェントに相談すると、第三者の視点で職歴の共通点を見つけやすくなります。
退職理由の説明が増える
転職回数が多い人は、面接で退職理由を聞かれる場面が増えます。
すべての退職理由を長く話すと、面接の時間を過去の説明に使いすぎてしまうかもしれません。
そのため、退職理由は簡潔にまとめ、現在の志望動機や今後の働き方につなげる必要があります。
職務経歴書でも、すべての退職理由を細かく書く必要はありません。
ただし、短期離職が目立つ場合は、補足欄や自己PRで現在の方向性を示すと印象を調整しやすくなります。
転職回数が多い人がエージェントを使うメリット
転職回数が多い人ほど、転職エージェントの書類添削や面接対策が役立ちます。
自分ではマイナスに見える経歴でも、見せ方を変えると経験の幅や強みに変えられる場合があります。
職務経歴書の見せ方を相談できる
転職回数が多い人は、職務経歴書が長くなりやすいです。
すべての職歴を同じ量で書くと、強みが伝わりにくくなります。
職務経歴書では、応募先に関連する経験を中心に整理する必要があります。
エージェントに相談すれば、応募職種に合わせて、強調する経験や省略できる情報を整理しやすくなります。
職歴の多さをそのまま並べるのではなく、「どの経験が応募先で活かせるか」を明確にしましょう。
面接での退職理由を整理できる
転職回数が多い人は、面接で退職理由を聞かれる可能性があります。
準備せずに答えると、前職への不満や愚痴に聞こえてしまう場合があります。
エージェントの面接対策では、退職理由を前向きに伝える練習ができます。
嘘を作る必要はありません。
事実を整理し、応募先で長く働きたい理由につなげる姿勢が大切です。
次のミスマッチを防ぐ求人選びができる
転職回数が多い人は、次の職場で同じ失敗を繰り返さない視点が必要です。
仕事内容、働き方、残業時間、評価制度、社風、通勤時間、給与条件など、過去に合わなかった条件を整理しておきましょう。
エージェントに相談すれば、求人票だけでは分かりにくい情報を確認できる場合があります。
ただし、すべての内部情報を把握しているとは限りません。
気になる点は面接でも自分で確認し、入社前の認識違いを減らしましょう。
転職回数が多い人に合うエージェントの選び方
転職回数が多い人は、エージェントを1社だけに絞らず、タイプを分けて選ぶと相談しやすくなります。
総合型、若手向け、業界特化型、ミドル向けでは、得意な求人やサポート対象が異なります。
| 種類 | 向いている人 |
|---|---|
| 総合型転職エージェント | 幅広い求人を比較したい人 |
| 若手・第二新卒向けエージェント | 20代、短期離職、未経験転職を目指す人 |
| 業界・職種特化型エージェント | 経験職種を活かしたい人 |
| ミドル向けエージェント | 30代後半から40代で実績を活かしたい人 |
対応年代や得意分野を確認
転職エージェントは、サービスごとに対応年代や得意分野が異なります。
20代向けのサービスに40代が登録しても、求人紹介が難しい場合があります。
反対に、ミドル向けのサービスに社会人経験が浅い人が登録しても、合う求人が少ない場合があります。
登録前に、公式サイトで対応年代、対応職種、対応地域、面談方法、求人紹介の対象者を確認しましょう。
最新の求人数やサポート範囲は時期によって変わる可能性があります。
経歴タイプ別|おすすめのエージェントの選び方
転職回数が多い人に合うエージェントは、年齢や経歴タイプによって異なります。
ランキングだけで選ぶより、自分の職歴に合うタイプを組み合わせる方が現実的です。
20代で短期離職がある人
20代で短期離職がある人は、若手・第二新卒向けエージェントと総合型エージェントを併用しましょう。
若手向けエージェントでは、未経験転職や社会人経験が浅い人向けの相談ができる場合があります。
総合型エージェントでは、求人の幅を広げられます。
無料相談では、短期離職の理由をどう説明するか、次の職場で長く働くために何を確認すべきかを相談しましょう。
30代で職歴に一貫性がない人
30代で職歴に一貫性がない人は、総合型エージェントと業界・職種特化型エージェントを併用するとよいでしょう。
総合型では、経験を横断して活かせる求人を探しやすくなります。
特化型では、過去の経験の中から専門性を評価してもらいやすくなります。
相談前には、これまでの職歴で共通している業務や成果を整理しておくと、自己PRを作りやすくなります。
40代で転職回数が多い人
40代で転職回数が多い人は、ミドル向けエージェントや業界特化型エージェントを検討しましょう。
40代の転職では、ポテンシャルよりも実績や即戦力性が重視されやすくなります。
管理職経験、専門スキル、業務改善の実績、育成経験など、応募先で再現できる強みを整理しましょう。
希望条件を高く設定しすぎると求人紹介が限られる場合があるため、優先順位を明確にして相談する姿勢が大切です。
転職エージェントに断られる場合と対処法
転職エージェントに登録しても、希望に合う求人が少ない場合は紹介を受けられない可能性があります。
断られた場合でも、転職そのものが不可能になったわけではありません。
サービスの得意分野と自分の経歴が合っていないだけの可能性もあります。
希望条件が狭すぎると求人紹介が難しい
希望条件が狭すぎると、紹介求人は少なくなります。
たとえば、未経験職種を希望しながら高年収、完全在宅、残業なし、勤務地限定などをすべて求めると、条件に合う求人が限られます。
無料相談では、譲れない条件と調整できる条件を分けて伝えましょう。
年収、勤務地、働き方、仕事内容、休日、残業時間などの優先順位を決めておくと、求人紹介を受けやすくなります。
別のエージェントや転職サイトも併用する
1社で求人紹介が少なくても、別のエージェントでは紹介を受けられる場合があります。
転職エージェントは、保有求人や得意業界が異なります。
担当者との相性もあるため、合わないと感じた場合は、担当変更や別サービスの利用を検討しましょう。
エージェントだけに頼らず、転職サイトで自分から応募する方法もあります。
自分で応募する場合も、職務経歴書の見せ方や面接対策は重要です。
ハローワークや直接応募も選択肢に入れる
求人紹介が少ない場合は、ハローワークや企業への直接応募も選択肢に入れましょう。
ハローワークは地元企業や中小企業の求人を探したい方にはおすすめできます。
他には、企業の採用ページから直接応募してみる手段もあるでしょう。
転職エージェント、転職サイト、ハローワーク、直接応募を組み合わせると、応募先の選択肢を広げやすくなります。
転職回数が多い人の履歴書・職務経歴書の書き方
転職回数が多い人は、履歴書や職務経歴書で経歴を隠さず、強みが伝わる形に整理しましょう。
職歴をごまかすと、入社後のトラブルにつながる可能性があります。
大切なのは、転職回数の多さよりも、経験から何を身につけたかを伝える視点です。
職歴は正直に書く
履歴書には、原則として職歴を正確に書きましょう。
短期離職があるからといって、勝手に省略したり在籍期間を変えたりするのは避けるべきです。
職務経歴書では、応募先に関連する経験を厚く書き、関連度が低い職歴は簡潔にまとめると読みやすくなります。
不安な場合は、エージェントに見せて、どの職歴をどの程度書くべきか確認しましょう。
経験の共通点を先に整理する
職歴に一貫性がない人は、経験の共通点を先に整理しましょう。
業界や職種が違っても、共通する業務スキルはあります。
- 顧客対応力
- 営業力
- 資料作成力
- 進行管理力
- チーム調整力
- 数値管理力
- 新人教育の経験
自己PRでは、職歴の多さをそのまま説明するのではなく、共通する強みを軸にしましょう。
応募先で活かせる経験から順に書くと、採用担当者に伝わりやすくなります。
短期離職の理由は簡潔に補足する
短期離職が目立つ場合は、職務経歴書の自己PRや補足欄で簡潔に説明してもよいでしょう。
ただし、退職理由を細かく書きすぎると、かえってネガティブな印象になる場合があります。
書類では簡潔にまとめ、面接で聞かれたら詳しく説明できるように準備しましょう。
| 避けたい書き方 | 改善しやすい書き方 |
|---|---|
| 人間関係が悪く退職 | 業務上の連携体制に課題があり、今後は役割分担が明確な環境で長期的に貢献したい |
| 残業が多すぎて退職 | 働き方の見直しを行い、継続的に成果を出せる環境を重視している |
| 仕事内容が合わなかった | 経験を通じて適性を見直し、現在は応募職種で活かせるスキルを伸ばしたい |
面接で転職回数が多い理由を聞かれたときの答え方
面接で転職回数を聞かれたら、隠そうとせず簡潔に答えましょう。
採用担当者が知りたいのは、過去の退職理由だけではありません。
次の職場で同じ理由による退職を繰り返さないかを確認しています。
不満だけで終わらせない
退職理由を話す際は、前職への不満だけで終わらせないようにしましょう。
不満を並べると、入社後も環境のせいにしやすい人だと見られる可能性があります。
退職理由は、事実、学び、今後の希望の順で伝えると整理しやすくなります。
| 流れ | 伝える内容 |
|---|---|
| 事実 | 退職に至った背景を簡潔に話す |
| 学び | 過去の経験から気づいた適性や課題を話す |
| 今後 | 応募先で長く働きたい理由を話す |
次の職場で長く働く理由まで伝える
転職回数が多い人は、次の職場で長く働く理由を具体的に伝える必要があります。
たとえば、以下のように伝えると、過去の退職理由から今後の方向性へつなげやすくなります。
「これまで複数の職場を経験し、自分が成果を出しやすい環境は、役割と評価基準が明確な職場だと分かりました。御社では担当業務と求められる成果が明確であり、これまでの顧客対応経験を活かして長期的に貢献したいと考えています。」
このように、過去の反省だけでなく、応募先で働きたい理由まで伝えると納得感が出ます。
エージェントの面接対策では、応募企業に合わせた回答を一緒に整理できます。
無料相談前に準備しておく内容
転職エージェントの無料相談を受ける前に、職歴と希望条件を整理しておくと相談がスムーズです。
完璧な履歴書や職務経歴書を作ってから相談する必要はありません。
ただし、最低限の情報をまとめておくと、担当者も求人を提案しやすくなります。
- これまでの職歴と在籍期間
- 各社で担当した業務
- 退職理由のメモ
- 身につけたスキル
- 応募したい職種
- 避けたい働き方や条件
- 譲れない条件と調整できる条件
- 希望年収と最低ライン
転職回数が多い人は、退職理由を一社ずつ完璧に説明しようとしなくても大丈夫です。
まずは、自分の中で共通する原因や、次の職場で避けたい条件を整理しましょう。
無料相談では、職歴の見せ方や応募できる求人の現実感を確認できます。
転職エージェントがおすすめな人・おすすめしない人
転職エージェントは、転職回数が多い人にとって心強い相談先になります。
一方で、すべての人に同じように合うわけではありません。
| おすすめな人 | デメリット |
|---|---|
| 職歴の見せ方に迷っている 退職理由の伝え方が不安 自分に合う求人が分からない | 担当者から意見を言われたくない 希望条件を絶対に妥協したくない |
転職エージェントは情報収集が主目的の登録も受け入れていますが、求人紹介や選考対策を受ける以上は転職活動の方向性を整理してから相談するのをおすすめします。
転職回数が多い人の転職エージェント利用に関するよくある質問
転職回数が多くて不安な人は、まず無料相談で職歴の見せ方を確認しよう
転職回数が多い人は、自己判断だけで「自分は不利だから無理」と決めつける必要はありません。
一方で、準備なしで応募を進めると、退職理由や職歴の一貫性をうまく伝えられず、選考でつまずく可能性があります。
転職エージェントの無料相談では、職務経歴書の見せ方、退職理由の伝え方、応募できる求人の目安を確認できます。
登録したからといって、必ず転職しなければならないわけではありません。
まずは自分の経歴で相談できる求人があるか、どのように伝えれば選考で不利になりにくいかを確認してみましょう。
次の転職で同じ失敗を繰り返したくない人は転職エージェントの無料相談を活用し、職歴の整理から始めるのがおすすめです。
